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この本に、無用な飾りはありません。
流行廃りに振り回されない(つまり、患者さんも振り回さない)、
謙虚で、静かな、神田橋先生の語り口が、この本の基調となっています。
『「気持ちがいい」という感じをつかんで、
その感じですべてを判定すること。』
そう神田橋先生は仰います。
その気持ちよさとは、
跳んだり、跳ねたりするような気持ちよさではなく、
もっと静かで、深く、本来はとても普通な、いきものとしての安息のようなものを、
指し示しておられるように感じます。
多様なストレスに囲まれる昨今、どのような人も患者さんになり得ます。
無理を重ねないうちに、また、無理を重ねてしまった人も、
折りをみて、ぜひ手にとって最初の一章だけでもお読み頂きたい本です。
氏は、「自閉の利用」で世の中をアッといわせた。現在そのような生き方は半ば推奨されてさえいる。氏は特定の教義に拘泥する治療者ではない。その発展形式に本書はある。確かに「神田橋は医学からオカルトに転じた」という本書に対する意見は聞くがそうではない。広義の「優しさ」というくくりを超えた医学精神医学に対するアンチセーゼを感じる。こころの時代にむけたトップランナーのメッセージである。
【読みどころグラフ】はご投稿頂いた「セリフの数」と「拍手の数」をページ別に表示し、グラフ化したものです。
このグラフを見ることによって、読者がこの本のどこに興味を強く惹かれたのかが分かります。
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