▪ 重松 清
▪ 講談社
▪ 新書 (ASIN: 4062731096)
▪ カテゴリー: 文学・評論
▪ 発売日: 2001-02-15
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この本のユーザー引用セリフ

“父親の世代がマイホームに託した夢のかたちを探るのは、ある種の不遜な行為でもあっただろう、と認める。 (P427)”

“「俺、思うよ。何歳まで生きられるか知らないけど、六十歳から先の時間を削って若い頃に回すことができてりゃあな、って。一日がせめて二十五時間あれば、仕事も、家のことも、もっともっとたくさんできたんだよな。悔しいよ、いまこんなに時間が余ってるのが」 (P240)”

“昼間むしょうに腹が立った理由が、やっとわかった。我が家をかまえるときに損得の話ばかりする、それが嫌だったのだ。山崎さんは、なんでもいい、もっと別の言葉を娘婿から聞きたかったのだ。 (P70)”

“ベストを尽くしたのだ、開発した藤田さんも、移り住んできた山崎さんも。そう思っていたい。二十数年前の自らの選択を批判すると、別のもっと大きなものが否定されてしまう、そんな気もする。 (P25)”